この日から回診には、常時入院病棟を担当している先生が来ました(それまでは休日だったせいか、普段外来にいる先生2人が交代で来ていた)。この先生がとても丁寧で、熱性痙攣についても改めて詳しく説明してくれ、それから足のことも親身になって聞いてくれました。
それまで何度か看護師さんに話して湿布か何かもらえないかと聞いても「そこまで痛くないはず」と言われてて・・・確かにこういう状況だから、不安や甘えもあって1の痛みを10くらいに言っている可能性も十分ある。だけど20歩程度先にあるトイレに行くのさえも時間がかかって、途中で座り込んで泣くくらい痛がってるのに「そんなに痛くないはず」と切り捨てられるのもなんだかなぁと思っていたので、先生が「一度整形を受診してみますか?ただの筋肉痛だとわかれば安心できますからね。それから、N(息子)くんが実際より数倍大きく痛いと訴えて泣いたとしても、それはこんな不安な状況の中では当然のことですよ」と言ってくれて、本当にうれしかったです。
整形を受診して、まあ結局何でもなかったわけだけど、そう言ってもらえてどれだけ不安が解消されたことか・・・。
整形受診後、先生が再び来て、足の様子を聞いた後、熱が上がっていないのを確かめて「このまま明日まで熱が上がらなくて、足の状態も今日よりはましになっていたら、最短で明日には退院できるかもしれないですよ」と言ってくれました。それから「突発ではないけれど、突発のように高熱後に湿疹が出るというウイルスはたくさんあるんです。おそらく今回はその一種だったと思われますが、ただマイコプラズマの結果も直後の±から+になってたから、やっぱり否定しきれないんですよね。マイコプラズマの薬は退院後もしばらく飲み続けてもらって、完全に退治する必要があります」。
「湿疹が出たのは、この病気が終息に向かっているということなので心配ないです。たぶん今後もう熱は出ないと思いますよ」とも。
息子はこの日ホームシック大爆発だったけど、先生がとても気持ちのいい対応をしてくれたので私もずいぶん救われました。
【5月9日、入院4日目】
朝の検温でも36℃前半で、まったく問題なし!
足も、朝起きてベッドの上でもぞもぞ動き回っていた息子はひとことも「足が痛い」と言わなかったので、だいぶよくなってきたと思われ。おなかが痛いのもなくなったようです。
回診に来た先生が息子の喉や湿疹の状態、それから胸の音など時間をかけて診て、そして「今日、お帰りいただいても大丈夫ですよ。Nくん!よく頑張ったね!」と言ってくれました。
息子はその後トイレに行くのにやっぱりまだ這いつくばるようにヨレヨレしながら、痛いよ痛いよと泣いていて、もしも本当にそんなに痛いのなら帰っていいのかどうかと少し心配になったけど、おそらく家に帰ればここまで泣かないだろうと期待することにしました。
午後、ダンナが仕事を一時抜けて迎えに来て、無事に退院することができました。
車の中で息子は、よく知っているはずの道なのにあちこちの看板を見て「あ、○○って書いてある!」とか「ほら、△△があるよ」とか、目をキラキラさせながらしゃべり通しでした。
家に着いたら、車を・・・さっき乗り込むときは抱き上げてもらわないと乗れなかったのに・・・自分から降りて、自分で歩いて家の中に入りました。痛いとはひとことも言わず。やっぱり、そうなのね。ゲンキンだなぁ(笑)
でもうれしかったです。子どもは正直だ!これが本来の息子だ!
娘が、「おにいちゃんだーーー!おかあさんだーーー!」とかつて見たことのないようなテンションで私たちの周りをぐるぐる衛星のように回り、義母もそんな孫2人をうれしそうに見つめ・・・本当にほんとうに、よかったと思いました。
息子はやっぱり足が思うようには動かないみたいで、気持ちでは走り回りたいのに体がついていかない、というようにあちこちよろけてぶつかったり、足がもつれて倒れたりということが何度もあって、そしてすぐに疲れてしまってぐったりと横になっていました。2〜3日は安静にしていてくださいと言われたけど、なるほどなという感じ。少し家でゆっくりして、それからぼちぼちと散歩や買い物などで慣らして、週明けぐらいから保育所に行ければいいかな。
何はともあれ、息子は3泊4日の入院生活で無事に戻ってきました。
たぶん一生忘れられない。あの時の息子の見開かれた焦点の合わない白目、宙に向かってピンと突っ張った両腕。
それから「にっこり笑うと幸せが来るんだ」と言ってにっと笑った息子の表情も。
やっぱり、子どもは、元気でただそこにいてくれるだけで・・・それでもう十分に親孝行なのだと思いました。
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エミ(08/22)
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ヒナタ(08/21)
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